オバマ氏就任演説のグリーン度
オバマ新大統領の就任演説の全文の英語版とその英訳が、今日の日経新聞に掲載されていたので、それを見ながらもう一度録画していた就任演説を聞き直してみた。(英語の勉強にも最適な方法。最初は訳文を見ながら意味を掴み、次は英語だけで聞いて、そのまま英語で理解するようにする。それを何度か繰り返す。)
日経ネットにも、英文と日本語訳が掲載されている。
内容もさることながら、言葉の力強さに圧倒される。単にアメリカだけではなく、世界の人に呼びかけるスケールの大きさが18分の比較的短いスピーチに凝縮されている。
グリーンな取り組みへの期待への本気度も伝わってくる内容ではないかと思う。
冒頭部分で、今のアメリカの状況、
Homes have been lost; jobs shed; businesses shuttered. Our health care is too costly; our schools fail too many;
家は失われ、仕事は奪われ、企業は破綻した。健康保険はコストがかかりすぎ、学校はあまりにも多くの人の期待を裏切る。
と述べたすぐ後に、
each day brings further evidence that the ways we use energy strengthen our adversaries and threaten our planet
我々のエネルギーの消費の仕方は敵を強化し、地球を脅かしていることが、日を追うごとに鮮明になっている。
と述べている。このままでは立ち行かない、という危機感の中に、地球温暖化への意識が明確に含まれている。
また、外交や世界への脅威を述べた後半でも、
With old friends and former foes, we will work tirelessly to lessen the nuclear threat, and roll back the specter of a warming planet.
旧友やかつての敵と手を携え、たゆまぬ努力で核の脅威を削減し、地球温暖化の恐れを逆戻りさせる。
と、世界との対話を再開することが、平和にも、そして地球温暖化の抑制にも繋がる、という意識が見えている。
つまり、国内問題や外交の中とも、オバマ氏の根底にあるグリーンな意識が関連づいていると言えるのではないだろうか?
実際に、新しいエネルギー長官のスティーブン・チュー氏(ノーベル物理学賞を受賞した自然エネルギーへの転換の推進者)の起用や、アルゴア氏の主張に耳を傾けていることでも、本気度が伝わってくる。
グリーン・ニューディールも、こういう価値観で推進する意欲を感じる。エネルギー政策や排出権へのスタンスは本当に180度変わることが期待できる。
We will build the roads and bridges, the electric grids and digital lines that feed our commerce and bind us together. We will restore science to its rightful place, and wield technology's wonders to raise health care's quality and lower its cost. We will harness the sun and the winds and the soil to fuel our cars and run our factories. And we will transform our schools and colleges and universities to meet the demands of a new age. All this we can do. And all this we will do.
我々は商業の糧となり、我々を結びつける道路や橋、送電網や通信網を造る。科学を本来あるべき地位に引き上げ、医療の質の向上とコストを抑えるために素 晴らしい技術を駆使する。太陽、風、大地を使い自動車を動かし、工場を稼働させる。新しい世代の需要に合うように学校や大学を変革していく。これらはすべ て実現可能だ。そして我々はこれらをすべてやる。
この一文を聞くと、グリーンニューディール政策の先に垣間見える近未来が見えてくる。実際に演説で聴くと、感動する部分のひとつだ。非常に力強く、実行への決意が伝わってくる。
締めくくりの一文、
Let it be said by our children's children that when we were tested we refused to let this journey end,
子々孫々が今を振り返った時に、我々が試練の時に旅を終えることを拒否し、引き返すことも、たじろぐこともなかったということを語り継がせようではないか。
地球温暖化への取り組みでも、アメリカが政策を転換し積極的に対策に舵を切ったターニングポイントの演説だと、将来振り返って貰えるよう具体的な成果を期待したい。
振り返ると日本は、排出権取引制度もまだまだ中途半端、中期目標の設定でももうひとつ本気度が伝わってこない。グリーンニューディールも、まだ大きなスケールのビジョンになっているとは言えない。今こそ、アメリカのカウンターパート、そして環境技術で先行している日本だからこそ発揮できるリーダーシップがあるはずだ。
アメリカだけだはなく、世界中の人がこの演説を聞いて、勇気づけられ、モチベーションに灯がともった人も多いだろう。
もちろん、私もその一人だし、同じように動機づけられた人たちと一緒に行動して行きたいと思う。
日経ネットにも、英文と日本語訳が掲載されている。
内容もさることながら、言葉の力強さに圧倒される。単にアメリカだけではなく、世界の人に呼びかけるスケールの大きさが18分の比較的短いスピーチに凝縮されている。
グリーンな取り組みへの期待への本気度も伝わってくる内容ではないかと思う。
冒頭部分で、今のアメリカの状況、
Homes have been lost; jobs shed; businesses shuttered. Our health care is too costly; our schools fail too many;
家は失われ、仕事は奪われ、企業は破綻した。健康保険はコストがかかりすぎ、学校はあまりにも多くの人の期待を裏切る。
と述べたすぐ後に、
each day brings further evidence that the ways we use energy strengthen our adversaries and threaten our planet
我々のエネルギーの消費の仕方は敵を強化し、地球を脅かしていることが、日を追うごとに鮮明になっている。
と述べている。このままでは立ち行かない、という危機感の中に、地球温暖化への意識が明確に含まれている。
また、外交や世界への脅威を述べた後半でも、
With old friends and former foes, we will work tirelessly to lessen the nuclear threat, and roll back the specter of a warming planet.
旧友やかつての敵と手を携え、たゆまぬ努力で核の脅威を削減し、地球温暖化の恐れを逆戻りさせる。
と、世界との対話を再開することが、平和にも、そして地球温暖化の抑制にも繋がる、という意識が見えている。
つまり、国内問題や外交の中とも、オバマ氏の根底にあるグリーンな意識が関連づいていると言えるのではないだろうか?
実際に、新しいエネルギー長官のスティーブン・チュー氏(ノーベル物理学賞を受賞した自然エネルギーへの転換の推進者)の起用や、アルゴア氏の主張に耳を傾けていることでも、本気度が伝わってくる。
グリーン・ニューディールも、こういう価値観で推進する意欲を感じる。エネルギー政策や排出権へのスタンスは本当に180度変わることが期待できる。
We will build the roads and bridges, the electric grids and digital lines that feed our commerce and bind us together. We will restore science to its rightful place, and wield technology's wonders to raise health care's quality and lower its cost. We will harness the sun and the winds and the soil to fuel our cars and run our factories. And we will transform our schools and colleges and universities to meet the demands of a new age. All this we can do. And all this we will do.
我々は商業の糧となり、我々を結びつける道路や橋、送電網や通信網を造る。科学を本来あるべき地位に引き上げ、医療の質の向上とコストを抑えるために素 晴らしい技術を駆使する。太陽、風、大地を使い自動車を動かし、工場を稼働させる。新しい世代の需要に合うように学校や大学を変革していく。これらはすべ て実現可能だ。そして我々はこれらをすべてやる。
この一文を聞くと、グリーンニューディール政策の先に垣間見える近未来が見えてくる。実際に演説で聴くと、感動する部分のひとつだ。非常に力強く、実行への決意が伝わってくる。
締めくくりの一文、
Let it be said by our children's children that when we were tested we refused to let this journey end,
子々孫々が今を振り返った時に、我々が試練の時に旅を終えることを拒否し、引き返すことも、たじろぐこともなかったということを語り継がせようではないか。
地球温暖化への取り組みでも、アメリカが政策を転換し積極的に対策に舵を切ったターニングポイントの演説だと、将来振り返って貰えるよう具体的な成果を期待したい。
振り返ると日本は、排出権取引制度もまだまだ中途半端、中期目標の設定でももうひとつ本気度が伝わってこない。グリーンニューディールも、まだ大きなスケールのビジョンになっているとは言えない。今こそ、アメリカのカウンターパート、そして環境技術で先行している日本だからこそ発揮できるリーダーシップがあるはずだ。
アメリカだけだはなく、世界中の人がこの演説を聞いて、勇気づけられ、モチベーションに灯がともった人も多いだろう。
もちろん、私もその一人だし、同じように動機づけられた人たちと一緒に行動して行きたいと思う。






